エ軍連勝ならずも…整いつつある反撃態勢 監督代行は自信「次の2~3週間楽しめる」

会見に臨んだエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】
会見に臨んだエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】

前日に14連敗から脱するも…チームは連勝ならず、大谷は4の1

■メッツ 7ー3 エンゼルス(日本時間11日・アナハイム)

 エンゼルスは10日(日本時間11日)、本拠地でのメッツ戦に3-7で敗れた。前日に球団ワースト記録の連敗を14で止めたが、借金4に逆戻り。ただ、明るい材料は揃いつつあり、フィル・ネビン監督代行は試合後「次の2~3週間で、我々は楽しめると思う」と見据えた。

 先発のディアスが2回もたず5安打3失点で降板。直後にマーシュの5号2ランで1点差に迫ったが、リリーフ陣が踏ん張りきれない。4回にさらに1点を失い、6回には4番手のハーゲットが3失点。その後、マーシュが6号ソロを放って3安打3打点と気を吐いたが、反撃は及ばなかった。「2番・DH」で出場した大谷翔平投手は4打数1安打だった。

 ネビン監督代行は「我々はいいプレーをしたと思う。守備でいいプレーをした」と前向きな点に着目。ヤンキースやジャイアンツでコーチを担ってきた経験を踏まえ「私がこのポジションに就く前に過去数年の間、強豪チームに身を置いていた。このチームも間違いなく同じカテゴリーに入っていると私は思っている」と強調した。

 まだア・リーグ西地区2位ながら、首位のアストロズとは9ゲーム差。ナ・リーグ東地区首位を走るメッツとの3連戦のあとには、ナ・リーグ西地区首位のドジャースとの2連戦も控える。大型連敗を脱したとはいえ、まだまだ楽観できないのも事実。一方で反撃の態勢は整いつつある。

 右手首の炎症で負傷者リスト(IL)入りしていたアンソニー・レンドン内野手がこの日復帰し「3番・三塁」で出場。3打数無安打に終わったが、大谷の後を打つ怖い存在が戻ってきた。さらに、左股関節の張りで3試合連続の欠場となったマイク・トラウト外野手も復帰間近。指揮官は「彼はいい感触を得ている。明日(11日)の午前中にでも決断をすることに恐らくなるだろう」と見通した。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY