阪神、開幕から64試合目でついに最下位脱出! 延長11回に代走・熊谷が一塁から生還

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

延長11回に代走・熊谷が二盗、送球がヘルメットに当たり一気に生還

■阪神 3ー2 オリックス(交流戦・11日・京セラドーム)

 阪神は11日、京セラドームで行われたオリックス戦に延長11回、3-2で勝利した。デーゲームで4位の中日が敗れたため、開幕から64試合目にして、ついに猛虎が最下位を脱出した。

 打線はオリックス・エース山本の前に7回まで無得点。だが、2点を追う8回。2死から近本が遊撃内野安打を放つと、佐藤輝が右翼へタイムリー三塁打を放ち1点差。続く大山の打席で捕手・伏見が149キロのフォークを取り損ねるパスボールで同点に追いついた。

 試合はそのまま決着が付かず延長戦に突入。すると延長11回に先頭・佐藤輝が左前打を放ち、代走には熊谷が起用される。1死から代打のロハス・ジュニアの打席で一走・熊谷が盗塁を決行。すると捕手・伏見の送球がヘルメットに当たり、ボールが左中間方向に転々とする間に一気に生還し勝ち越しに成功。

 1点を勝ち越したその裏は守護神・岩崎がマウンドへ。危なげない投球で無失点に抑え勝利を手にした。

 今季は開幕からリーグワーストの9連敗を喫するなど最下位に低迷。3、4月は9勝20敗1分だったが5月は11勝13敗、そして6月はここまで8勝2敗と徐々に調子を上げてきている。関西対決で連勝、12日の交流戦最終戦も勝利で飾り、リーグ再開に向け弾みを付けたい。

【実際の動画】一塁から一気に本塁落とし入れた! 最下位脱出をもたらした阪神・熊谷の“神走塁”

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