「初めて見たわ」と鷹・藤本監督も苦笑 好機潰したベテランの信じられない“凡ミス”

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

帰塁した松田の手足がベースから離れたところを見逃さなかったオスナ

■ヤクルト 3ー0 ソフトバンク(交流戦・12日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは12日、本拠地PayPayドームでヤクルトと戦い、0-3で敗れ、同一カード3連敗を喫した。先発のベテラン和田毅投手が6回まで1安打無失点と好投しながらも、打線がまるで援護できず。8回に又吉克樹投手が3点を失ってリードを奪われると、反撃できないまま敗れた。9勝9敗の五分で今年の交流戦を終えることになった。

 先発した和田は見事な投球を見せた。初回2死一塁では前日までの2試合で3本塁打を放っていた主砲・村上を迎え、空振り三振。インコースの真っ直ぐを7球連続で続け、徹底した内角攻めを遂行した。2回以降もヤクルト打線をほぼ完璧に封じ込め、打たれた安打は3回2死から塩見に浴びた二塁打のみ。6回までゼロを並べた。

 41歳のベテランが奮闘したにも関わらず、打線が援護できなかった。9回までヤクルト先発の高橋奎の前に散発6安打でゼロ行進。特に痛かったのが、3回にベテランの松田が犯したボーンヘッドだった。

 この回先頭だった松田は中前安打で出塁。先頭打者が塁に出たことで、先制点に繋げたい場面だった。だが、続く甲斐の打席でミスは起こる。牽制球に松田は頭から一塁へ帰塁。立ち上がる際に手足が離れたところを、ヤクルトの一塁手のオスナが逃さず、すかさずタッチ。塁審の判定はセーフだったものの、高津臣吾監督のリクエストによるリプレー検証で判定は覆った。

藤本監督は苦笑いで「面白いことやってくれます」

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