なぜヤクルトは圧倒的に強い? 交流戦VをOB分析、鷹戦に見えた“明らかな差”

ヤクルトは「攻撃徹底」、ソフトバンクは「初球のストライクを簡単に見逃す」

 飯田氏は「ヤクルトの攻撃は徹底していた。粘れば相手の球数が多くなり、甘い球が来る可能性が高くなる。逆にソフトバンク打線は、初球のストライクを簡単に見逃すことが多かった。受け身に回り追い込まれると、なかなか打てるものではありません」と語る。

 この日は村上宗隆内野手、山田哲人内野手の両主砲がノーヒットだったが、それでもヤクルトはきっちり勝利をものにした。

 先発の左腕・高橋奎二投手は、12試合連続無失点中のリリーフ陣が必要ないほど、安定した投球を披露した。2桁三振を奪い無四球でプロ初完封。今季5勝目で自身のシーズン最多白星を早くも更新した。飯田氏も「きょうは高橋君でしょう。ストレートに威力があり、コントロールも良かった」と称賛を惜しまない。

 交流戦でパ全球団に勝ち越し、両リーグ最速で40勝に到達したヤクルト。セ・リーグでも2位・巨人とのゲーム差を7に広げ、17日からリーグ戦再開を迎える。独走状態と言えそうだが、飯田氏は「絶対に波はあり、一気に崩れることもあります」と釘を刺す。本塁打、打点の2部門でリーグトップを走り、打率まで3割に乗せた村上は、今後相手からより警戒されるはず。飯田氏は連覇のポイントに「村上の後を打つ5番、6番」を挙げた。

(Full-Count編集部)

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