2軍で活躍中の“ブレーク候補”をチェック 「防御率0.75」の楽天2年目右腕に注目
ウエスタンリーグ野手ではオリックスの“育成出身”に注目
【ウ・リーグ打者】佐野如一外野手(オリックス)
霞ヶ浦高(茨城)、仙台大出身の23歳・佐野如一外野手は、2020年育成ドラフト5位でオリックスに入団した。入団直後からオープン戦でアピールを続け、開幕前には支配下登録を決めるスピード出世。また「2021プロ野球エキシビジョンマッチ」ではヤクルトの高梨裕稔投手から本塁打を放つなど、1軍での活躍の可能性も感じさせた。
今季2軍では、ここ数試合1番や3番でのスタメン起用が続き、12日は2安打2打点の活躍。現在は打率.234だが、打点はチームトップタイの14。バッティングの精度を高め、1軍の舞台に上がりたい。
〇今週のパ・リーグ見どころ
6カード、3週間にわたって行われた「日本生命セ・パ交流戦2022」が閉幕。パ・リーグは計53勝で、55勝のセ・リーグに負け越したものの、実力を見せつける数々の名場面も生まれた。各リーグで健闘した選手1名ずつに贈られる「日本生命賞」には、27安打、打率.391で交流戦首位打者を獲得した杉本裕太郎外野手(オリックス)が選出された。
ペナントレースは17日から再開される。ソフトバンクは12日までのヤクルト戦に3連敗して楽天に首位の座を譲ったが、本拠地での直接対決で奪回を目指す。3位の西武はキャプテン・源田壮亮内野手が故障から復帰。5連敗中の4位・オリックスと対戦する。3位から5位までは1ゲーム差となっており、順位争いにも注目だ。6位・北海道日本ハムも中日に3連勝した勢いに乗って5位・千葉ロッテを迎え撃つ。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)