ショートヘアが魅力の巨人の“ヴィーナス” スクール生から夢を叶えた努力の軌跡
「闘魂こめて」は特に思いを乗せる、その理由は?
「ショートへアの印象でそう(似ていると)言ってくださっているのだと思います。髪型のおかげかなと思っています(笑)。ショートヘアの(女優の)方に似ていると言われるのは嬉しいです」
照れ臭そうにインタビューに答えた杉山さんだが、滑舌が良いことも魅力のひとつだ。今後はMCなど、ファンに言葉を届ける機会も積極的に挑戦していく。
「自分の持ち味は声がよく通ること。自信を持っているので、広い東京ドームのお客さまに自分の声で気持ちを伝えていきたいなと思います。ヴィーナスの活動は幅が広いので、オールマイティに活躍できるようになりたいと思っています」
奈々という名前にかけて、“7”=“ラッキーセブン”と幸運を呼び寄せるヴィーナスに巨人もあやかっていきたいところ。本拠地の7回は『闘魂こめて』が流れる。スタジアムが一体化する瞬間でもある。
「『闘魂こめて』の振り付けは、気持ちや表情で思いを伝えたり、誰よりも大きく動くことを意識しています。一列で踊っていても、その中で目を引くパフォーマンスができたらいいなと、特に思いを乗せて、踊っています」
幸せを運びたい――。その思いが選手に伝わり、7回に得点が記録されると、“奈々”さんの自信にもつながっていくという。ショートヘアの“幸運の女神”が1試合でも多く微笑む姿をファンも望んでいる。