95%は捕れない「難しいプレーを簡単に見せる!」 究極の美技が「本当に凄い」

オリオールズのセドリック・マリンズ【写真:Getty Images】
オリオールズのセドリック・マリンズ【写真:Getty Images】

打球への反応、スピード、ルート取り…全て非の打ち所がなかったという

■オリオールズ 10ー7 ロイヤルズ(日本時間13日・カンザスシティ)

 ファンを沸かせ、驚かせるファインプレー。ダイビングキャッチなど見た目にも華やかな美技が注目を集めがちだが、難度が非常に高いプレーを簡単にやってのける選手もいる。オリオールズの中堅手は“捕球確率5%”という飛球を難なくキャッチ。「素晴らしい選手は難しいプレーを簡単に見せる!」とファンは驚きの声を上げている。

“プロの技”を見せたのはセドリック・マリンズだ。12日(日本時間13日)に敵地で行われたロイヤルズ戦、6回無死二塁でMJ・メレンデスが左中間に放った飛球をランニングキャッチ。ハーフウエーで打球の行方を見守っていた二走のサルバドール・ペレスは呆れた表情で二塁に戻っている。MLB公式サイトのマイク・ペトリエロ記者は自身のツイッターに「隠れた素晴らしいプレーに光を当てたい。セドリック・マリンズが、おそらくどんなハイライト動画にも入らないであろう非常に優れたプレーをした。実況が感銘を受けているのを聞くことができる。そしてそれにはもっともな理由がある:捕球確率5%」と記して、動画を投稿した。

 ペトリエロ氏はツイッターに続けて投稿し、何が凄かったのかを説明した。打球への反応が速く、「最初の3秒間に正しい方向に進んだ距離」に関しては平均より7フィート(約2.1メートル)優れていた。“ルート取り”も抜群で、守っていた位置から打球の落下位置までの直線距離は83フィート(約25.3メートル)で、マリンズの走行距離は85フィート(約25.9メートル)。ほとんど無駄なく落下地点に達した。走力もスペシャルで、トップスピードは秒速28.2フィート(約8.6メートル)に達したといい「ただただ本当にナイスプレー」と称賛している。

 ファンも「スタートが悪くてダイビングしないといけなかったら、ハイライトになっていただろう」「素晴らしいスタート、素晴らしいルート、タッチアップを防ぐために飛び込まず。本当に凄い。難しいプレーを簡単に見せてしまう」「非常に難しいプレーを平凡に見せてしまういい例だ」とコメント。マリンズのプレーに感心していた。

【実際の映像】捕球確率5%…超ムズ打球を「簡単に見せてしまう」究極の美技

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