大谷翔平に「嫉妬しているよ」 CY賞2度の殿堂入り大投手も羨む二刀流の魅力

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

通算305勝のグラビン氏「投手の方が圧倒的になれる」

 今季も二刀流として奮闘を続けているエンゼルスの大谷翔平投手。投手として10試合で4勝4敗、打者として打率.259、13本塁打と本調子ではないものの、怪我人が多く出ている中でチームを牽引している。そんな二刀流右腕に対し、通算305勝を挙げた殿堂入り投手が“羨望”の眼差しを送っている。

「私は(オオタニに)嫉妬しているよ」と語るのは、2度のサイ・ヤング賞に輝いた実績を誇る大投手だったトム・グラビン氏。米メディア「CBSスポーツ・ラジオ」の番組「マギー・アンド・ペルオフ」の電話インタビューに応え、大谷について語っている。

 大谷は投手で行くべきか、打者で行くべきか、をテーマに、番組ではグラビン氏にインタビューを実施。同氏は「まだその必要がないのに、なぜどちらか選ばないといけないのか?」と、現時点ではその議論の必要性がないと強調。そして「私は(オオタニに)嫉妬しているよ」と語った。

 グラビン氏は現役時代に打撃の良さにも定評があり、1996年には76打数22安打、打率.289をマーク。この年をはじめ、4度のシルバー・スラッガー賞も受賞している。そんなグラビン氏は「私も外野をプレーして、投打同時に出場できたらよかったな、と思っている。でも、そんなチャンスはなかった」と自身の現役時代を残念がった。

 グラビン氏は「彼には出来る限り長く両方をやってもらいたい」と前置きした上で「もしどちらか1つに落ち着く必要があるとすれば、打者よりも投手としてのほうが圧倒的になれると感じている」と語り、より投手にポテンシャルを感じているという。傑出した大谷の能力は、往年の大投手も羨むもののようだ。

(Full-Count編集部)

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