スカウトも驚嘆「すごい飛距離だった」 日体大の二刀流が侍合宿で見せた“進化”

侍ジャパン大学代表の選考合宿に臨む日体大・矢澤宏太【写真:伊藤賢汰】
侍ジャパン大学代表の選考合宿に臨む日体大・矢澤宏太【写真:伊藤賢汰】

日体大・矢澤宏太は大学代表選考合宿の打撃練習で唯一逆方向へ2発放った

 左中間奥深くに、弾丸ライナーが突き刺さった。18日から神奈川・平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで始まった侍ジャパン大学代表の選考合宿。今秋のドラフト上位候補に挙がる日体大・矢澤宏太投手が、打撃練習で存在感を放った。狙いは全て逆方向。“課題”を克服し、新たな一面を見せた。

 7月8日からオランダで開催される「第30回ハーレムベースボールウィーク」で日の丸を背負う24人を目指し、全国各地から選抜された49人が集結。その中で、シートノック後の打撃練習で周囲の目を引いたのが矢澤だった。

「いいアピールができたかなと思います」

 多くの選手たちが引っ張って強い打球を放つ中、ひたすら引き付けて打球を飛ばす。合計4本の柵越えのうち、2発が左翼方向。中でも、左中間の最深部へ放った一発は強烈だった。打撃練習に参加した選手の中で、逆方向へのアーチを複数放ったのは矢澤のみだった。

 今春の首都大学野球1部リーグでは、引っ張って豪快な一打を放ったこともあったが、相手内野手が極端に右に寄る引っ張り警戒のシフトを敷き、ハマることも多かった。「リーグ戦からずっと(逆方向へ打つことが)課題としてありました」と明かす。

自主練習でノルマ「狙えば打てるようになってきた」

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