侍J大学代表選出“二刀流”矢澤の起用法は? 監督明言「投手とまず考えています」

日体大・矢澤宏太【写真:伊藤賢汰】
日体大・矢澤宏太【写真:伊藤賢汰】

大久保監督は投手優先を明言「投げないときにはバッターで」

 7月にオランダで行われる「第30回ハーレムベースボールウィーク」に出場する「侍ジャパン大学日本代表」のメンバーが20日に発表され、今秋のドラフト1位候補にも名が挙がる日体大の“二刀流”左腕・矢澤宏太投手が選出された。気になるのは大会での起用法だが、大久保哲也監督(九産大)は「投手メインで」と明言した。

 18日から20日まで神奈川・平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで選考合宿が実施され、最終日終了後に24人が選出された。矢澤は初日から打者として柵越え4本を記録し、2日目の紅白戦では、投手で先発し2回を無安打無失点。さらに試合後の50メートル走では、5.98秒で候補選手の中でトップだった。

 大久保監督は、大会での矢澤の起用法について問われると、「投手とまず考えています。投げないときにはバッターで」と明かした。最終日の紅白戦では外野の守備にも就いたが、基本的にはエンゼルスの大谷翔平投手のようにDHで起用されるのが濃厚だ。練習も投手中心となり「打撃練習の時間は別に取りますが、シートノック等は極力避けたい」と話した。

 また、主将には、立大の山田健太内野手(4年・大阪桐蔭)が選出された。指揮官は「立教の主将も務めていますから。リーダーシップも、まとめる力もあると評価しています」と任命理由を説明した。

 代表の24人には、他にも早大・蛭間拓哉外野手(4年・浦和学院)や、亜大・青山美夏人投手(4年・横浜隼人)らが入った。7月1日から同球場で合宿、社会人野球のENEOSなどとのオープン戦を経て、6日に日本を出発する。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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