「日本を代表する選手になってもおかしくない」 DeNA名手が認める次代のスター候補

DeNA・藤田一也【写真:町田利衣】
DeNA・藤田一也【写真:町田利衣】

森は「見ているだけで何かしてくれるのではという楽しみもある」

 何よりの持ち味は、肩の強さだ。三遊間の深い位置からでも走者をアウトにする“鬼肩”には、藤田も「全て凄いですけど、やはり肩は魅力」という。一方で、まだまだ課題もある。二塁手としてベストナイン2度、ゴールデングラブ賞3度を誇る名手は「肩が強いことに頼りがちなプレーもたくさんあるので、プラス体の使い方とか、ボールに対しての入り方をこれからもっと経験していったら変わってくるだろうな」と伸びしろを口にした。

 試合中のベンチでは若手の横に座り、準備の大切さやプレーの考え方をさりげなく説く。昨年12月の入団会見時、同席した三原一晃球団代表は「球団には彼の人柄を含めて“藤田一也ファン”がたくさんいる」と明かしていた。誰からも慕われる藤田の背中が後輩たちに与える影響は大きく、経験を伝授する役割も期待されている。

「今のベイスターズは若い選手がどんどん出てきているので、そういう選手が勢いを付けてくれればもっと上を目指していけるチームになる。もちろんベテランも負けずに、ここぞというところで仕事をしていけばチームがもっともっといい波に乗っていけると思います」

 19歳下の森を「試合に出たら何かやってくれそうな雰囲気を持っている。一緒にやっていて、見ているだけで何かしてくれるのではという楽しみもある」と温かい目で見つめながらも、自らも刺激を受け、虎視眈々と出番に備えている。

(町田利衣 / Rie Machida)

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