抜群コントロールで佐々木朗希を上回る数値マーク… 快投続ける日本ハム左腕

日本ハム・加藤貴之【写真:荒川祐史】
日本ハム・加藤貴之【写真:荒川祐史】

ハム・加藤は「K/BB」でリーグ1位、鷹・和田は球団最多奪三振記録を更新

「Monday パ」では、1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でもパ・リーグを楽しんでもらえるよう情報を配信している。6月第3月曜日は奪三振を特集した。

 6月18日の西武戦でプロ野球史上86人目となるノーヒットノーランを達成したオリックス・山本由伸投手。力強い直球に変化球を織り交ぜ、素晴らしいコントロールで相手打線を寄せ付けず、9奪三振。9回には森友哉捕手を渾身のストレートで見逃し三振に仕留めた。

 ソフトバンクの和田毅投手は19日の楽天戦で通算奪三振の球団最多記録を更新。2回に島内宏明外野手から見逃し三振を奪い、杉浦忠氏の1756奪三振を抜いて球団最多となった。この試合では6回1安打8奪三振の快投で、日米通算150勝も記録。衰え知らずの41歳ベテランの今後にも期待したい。

 奪三振数÷与四球数で表され、制球力を示す指標である「K/BB」でリーグトップの数字を残しているのは日本ハムの加藤貴之投手。81回2/3回を投げて60奪三振、5四球と抜群の制球力を発揮している。交流戦では4試合26イニングで防御率0.00と圧倒的な投球を披露した。

○パ・リーグ奪三振ランキング
1位:佐々木朗希(ロッテ)74回、105奪三振
2位:山本由伸(オリックス)87回1/3、86奪三振
3位:千賀滉大(ソフトバンク)80回1/3、82奪三振

 奪三振ランキングは佐々木朗希が105奪三振でトップ。6月11日DeNA戦では勝敗は付かなかったが、8回3安打5奪三振1失点と好投した。山本は先月の3位から2位に浮上。ノーヒットノーランを達成した試合で9奪三振、6月4日の広島戦で7奪三振、6月11日の阪神戦で8奪三振をマークした。

(「パ・リーグインサイト」北村彩実)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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