「本人より緊張しています」 元オリックス・山本和作が今秋ドラフトを心待ちにする理由

才木は「昭和の雰囲気を感じる」

「彼のストレートは怖さを感じる。速いだけじゃなくて重さもある。“ズドン”という表現が一番ですかね。あとは気持ちの強さ。今どきの子って感じはなく昭和の雰囲気を感じるんですよ(笑)」

 ここまで6年間の監督生活の中で、ドラフト指名された選手は一人もいない。自身も経験したドラフト会議を「僕とはレベルが違いますよ。支配下と育成ですから。でも、本当にドラフトは人生を左右する。本人は『絶対に1位で行く』と覚悟を持っていますから、それをサポートしていきたいですね」と語り、その瞬間を心待ちにしている。

 今年のドラフト会議は10月20日に行われる。才木投手、山本監督に歓喜の瞬間は訪れるのか、注目したい。

○著者プロフィール
橋本健吾(はしもと・けんご)
1984年6月、兵庫県生まれ。報徳学園時代は「2番・左翼」として2002年は選抜優勝を経験。立命大では準硬式野球部に入り主将、4年時には日本代表に選出される。製薬会社を経て報知新聞社に入社しアマ野球、オリックス、阪神を担当。2018年からFull-Countに所属。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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