「感情を揺さぶられた」ベイスターズ&マリノス“30周年”コラボ広告に込められた想い

横浜駅西口にある高島屋の壁面に掲出されたベイスターズ×マリノスの巨大広告【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
横浜駅西口にある高島屋の壁面に掲出されたベイスターズ×マリノスの巨大広告【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

横浜DeNAベイスターズと横浜F・マリノスが「I☆YOKOHAMA SERIES」を実施

 横浜駅西口にある高島屋の壁面に、17日から縦約22メートル、横約10メートルというインパクト十分な巨大広告が掲出されている。横浜の街を象徴するブルーを基調としたビジュアルの中に浮かぶ「I☆YOKOHAMA SERIES」の文字。この広告は横浜を代表する2大スポーツチーム、横浜DeNAベイスターズと横浜F・マリノスのコラボイベントを盛り上げるためのものだ。

 横浜大洋ホエールズから横浜ベイスターズに名称変更して30周年、横浜F・マリノスの母体となった横浜マリノスが創設されて30周年を迎える今年、横浜を拠点とする2チームが強力タッグを結成。横浜の人々とともに街を盛り上げ、世界に誇るスポーツ都市にしようと、様々なコラボ企画を実施している。その1つが6月最終週に両チームで実施する「I☆YOKOHAMA SERIES」だ。

 F・マリノスは25日に日産スタジアムで開催されるJリーグ第18節・柏レイソル戦、ベイスターズは28日から横浜スタジアムで始まる阪神3連戦を「I☆YOKOHAMA SERIES」として実施。両チームは共同制作した「ベイスターズxF・マリノス スペシャルユニホーム」を着用して、試合に臨む。

 スペシャルユニホームは、横浜を象徴するレンガ調の街並みにも馴染みやすいネイビーを基調とし、差し色には横浜市花のバラを表現したピンクを採用。グラデーションをスタイリッシュに取り入れたデザインで、サッカーでも野球でも、さらには普段使いのファッションとして日常生活にもなじむユニホームが完成した。このユニホームを着て、サッカーファンや野球ファンだけにとどまらず、横浜の街が1つになって大いに盛り上がりたい。そんな想いを込めて掲げられたのが、冒頭の巨大広告だ。

「横浜を代表する2チームなので、横浜を拠点になさっている皆さんにぜひ知っていただきたいと思いました」と話すのは、横浜DeNAベイスターズ広報・コミュニケーション部広告グループでグループリーダーを務める飯島征士(こうじ)さんだ。チームの広告業務を担当し、これまでも開幕シリーズなどの節目で様々な仕掛けに取り組んできた。

 今回はF・マリノスと共同で進める一大プロジェクト。両チームの多忙なスケジュールの合間を縫って行われたビジュアル撮影には、F・マリノスから水沼宏太選手や仲川輝人選手ら、ベイスターズから山崎康晃投手や今永昇太投手らが参加。これまでに例のない取り組みとあって「選手たちもとても乗り気で、楽しんでいただけたのではないかと思います」と話す。

マリノスは25日の柏戦、ベイスターズは28日からの阪神3連戦でスペシャルユニ着用

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