がんと闘う7歳少年が「キャノンを持っている」 “剛球”披露に両軍ナインも笑顔

オリオールズのトレイ・マンシーニ【写真:Getty Images】
オリオールズのトレイ・マンシーニ【写真:Getty Images】

今月に甲状腺がんの手術を受けたダウリングくんの一球が「正真正銘のミサイル」

 がんと闘う少年が見せた“剛球”に、ファンが称賛と温かい眼差しを送っている。25日(日本時間26日)にシカゴで行われたホワイトソックス-オリオールズ戦の試合前、始球式登板したのは7歳のボー・ダウリングくん。投げ込んだ豪快な一球に、「正真正銘のミサイル」「彼は強肩!」との声が寄せられた。

 MLB公式サイトによると、ダウリングくんは「ホームラン・フォー・ライフ」と題された特別イベントに登場。軽快にベースを一周したのち、両軍の選手たちとハイタッチ。さらに始球式も務め、捕手役のマスコットに向けて力強い球を投げ込んだ。米メディア「ジョムボーイ・メディア」は「ボーはキャノンを持っている」との言葉を添えて映像を公開した。

 ダウリングくんは幼児期に高リスクの小児がんと診断され、幹細胞の移植や化学療法、放射線療法などを乗り越えてきた。最近になって甲状腺がんと診断され、今月に手術したが、元気な姿を見せた。イベントでは、過去に結腸がんを克服したオリオールズのトレイ・マンシーニがサプライズで登場。「私も2年前にがんになったけど、今は元気だと伝えた。彼も同じように元気になると知っている。それを彼に分かってもらいたかったんだ」と話した。

 ファンも元気をもらった様子。米メディア「NBCスポーツ」のホワイトソックス専門ツイッターアカウント「ホワイトソックス・トーク」が公開した映像には、「アメージング! ゴー、ボー!」「ボー、君は大した奴だ!」「今季ここまで最高の瞬間」などとコメントを寄せられていた。

【実際の映像】がんと闘う7歳少年は「キャノンを持っている」 始球式で“剛球”を披露

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