大谷翔平は史上最強の「6月男」? データ会社も驚愕の“歴史的活躍”「クレイジー」

3試合ぶりとなる16号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
3試合ぶりとなる16号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷の6月の長打率が過去80年間で最高と米データ専門会社がツイート

 エンゼルスの大谷翔平投手が、6月後半になってグッと調子を上げてきた。25日(日本時間26日)に行われたマリナーズ戦では、3試合ぶりとなる16号を左中間スタンドにぶち込んだ。飛距離も今季最長の約140メートルと、ファンの度肝を抜く“規格外”の打球が増えてきた印象だ。

 この打席の直後、米国でスポーツデータを扱う「コーディファイ・ベースボール」がツイッターで興味深い指摘を行った。大谷はメジャーリーグでの6月の通算長打率が.704に達し、これは過去80年間で、6月に70打席以上たったどの選手より高い数値だというのだ。「これは、完全にクレイジーだ」という言葉で賛辞を贈っている。

 今季の6月の成績は83打数24安打で打率.289、5本塁打15打点。長打率は.542に及ぶ。今季の月別では最多となる5月に残した7本塁打に着々と迫っており、21日(同22日)のロイヤルズ戦で2本塁打したような爆発力を見せれば、更新も決して難しくない。確かに例年6月は大爆発しているような印象があるが、過去のデータで確認してみよう。

 大谷は2018年にエンゼルスへ移籍。この年の6月は4試合にしか出場しておらず、11打数3安打、本塁打は0という成績が残っている。右肘を痛め故障者リストに入ったためだ。7月に戦線復帰し、最終的には打者として22本塁打、投手として4勝の成績を残しア・リーグの新人王に輝いたものの、この時点では「6月男」と言える活躍ではない。さらに10月には右肘のトミー・ジョン手術を受けた。

日本人初のサイクル安打、日本ハム時代の月間MVPも6月

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY