乱闘劇で大暴れ退場のエ軍守護神「僕らは家族だ。チームがひとつになるきっかけに」

ベンチにあったものを投げ散らかすなど大暴れした

■エンゼルス 2ー1 マリナーズ（日本時間27日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が出場した26日（日本時間27日）のマリナーズ戦で、両軍計8人が退場となる殴り合いの大乱闘が起きた。守護神のライセル・イグレシアス投手も大暴れして退場となり「（三塁ベンチに向かってきた）ウィンカーと何かあったのではない。彼には何も言っていない。僕が彼を狙って投げたわけでもないのに、なぜ彼が向かってきたのかわからない。だから動揺したんだ」と説明した。

　初回にエンゼルスの先発・ワンツがロドリゲスの頭部付近に投じて警告試合に。2回無死、ウィンカーに投じた初球は死球となり、大乱闘に発展した。三塁ベンチ前で両軍入り乱れて殴り合いが起き、計8人が退場に。前日25日（同26日）の同戦の9回に、マリナーズのスワンソンがトラウトの頭部付近に投じており、これが“伏線”となったとみられる。イグレシアスはベンチにあったものを投げ散らかすなど大暴れした。

　異常事態も、チームは1点を追う7回に2点を奪って逆転勝ち。イグレシアスは「僕らは団結しているし、家族だ。（今日のことは）今後さらにチームがひとつになるきっかけになるだろう。ひとつになることで、プレーオフ出場に向けて、さらにいいプレーができて、毎試合さらにいい戦いができることは間違いない」と自信を口にした。