レッズファンの少女に2年連続の悲劇…　お目当ての選手が即刻退場も“神対応”に笑顔

約1年前…大好きなボットが初回に退場、この日も2回にウィンカーが退場に

■エンゼルス 2ー1 マリナーズ（日本時間27日・アナハイム）

　せっかく球場に来たのに、応援する選手がいつも“退場”になってしまう少女が話題となっている。26日（日本時間27日）のエンゼルス-マリナーズ戦でも観戦に訪れると大乱闘が勃発。お目当ての選手が、試合開始早々に退場させられてしまった。実は彼女には約1年前にも同じことが起こり、話題となっていた。2年連続の“悲劇”をレッズの地元テレビ局「WLWT」が特集した。

　ロサンゼルス近郊在住で、7歳のアビゲイルちゃんはレッズファン。この日はアナハイムで行われたエンゼルスとマリナーズの一戦に観戦に訪れた。昨季までレッズでプレーしたマリナーズのジェシー・ウィンカー外野手と、エウヘニオ・スアレス内野手がお目当てだったが、ウィンカーへの死球をきっかけに両軍計8人が退場となる殴り合いの大乱闘が勃発。ウィンカーは2回に退場となり、満足にプレーを見ることができなかった。

　さかのぼること約1年前、6月20日（同21日）のレッズ-パドレスで人生初めてのMLB観戦に訪れたアビゲイルちゃん。しかし、大好きなジョーイ・ボット内野手が初回、ハーフスイングの判定に抗議し退場処分を受けてしまった。ショックで泣きそうな彼女の写真を、母・クリスティンさんがツイッターに投稿すると、これにレッズ公式ツイッターが反応。試合後にボットのサインと「試合最後までプレーできなくてごめんね」という手書きメッセージ入りボールが贈られたのだ。

　この日もクリスティンさんが試合中に「また（同じようなことが）起こったの。がっかりだわ」と、悲しそうなアビゲイルちゃんの写真とともにツイート。レッズの地元テレビ局「WLWT」も「ボットが退場したとき、悲しんだ幼いレッズファンは、元レッズのジェシー・ウィンカーでも同じような状況になった」との見出しで特集。ファンからも「大笑いした」「またか!!!」「かわいそう」とコメントが集まった。

　悲しみにくれたアビゲイルちゃんだったが、その後アイスクリームを買ってもらい、さらにグラウンドのスアレスから手を振ってもらったことで、機嫌を取り戻した。そして試合後にはウィンカーから「退場してごめんね！」と書かれたサインボールをプレゼントされたという。クリスティンさんは「アビゲイルは、ワンダフルでスイートなサプライズを受け取ってすっごく喜んでいます。ジェシー・ウィンカー選手とマリナーズ、ありがとうございます。ゴー、レッズ＆マリナーズ!!!!!」とツイートを残していた。