1か月以上“連敗知らず”のヤクルトはなぜ強い? 専門家が評価する「隙の無いチーム力」

ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】
ヤクルト・村上宗隆【写真:小林靖】

村上はリーグトップの26本塁打、71打点、打率も.315と三冠王も視野に

 セ・リーグ首位を走るヤクルトの勢いが止まらない。26日の巨人戦(神宮)では主砲・村上が26号勝ち越し3ランを放ち11-10で勝利。12カード連続勝ち越し、さらに史上初の11球団連続でのカード勝ち越しとセ・パを圧倒している。

 24日からの巨人3連戦では計32得点、35失点とノーガードの打ち合いとなったが2勝1敗と勝ち越し。なかでも4番の村上は3発9打点の大暴れ。リーグトップの26本塁打、71打点、さらに打率.315もリーグ2位と三冠王も狙える位置につけている。

 オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「これまでのヤクルトはリーグ優勝した翌年はBクラスが多かったが、今年は昨年に続き隙の無いチーム作りが進んでいる」と評価し、主砲・村上の存在を絶賛する。

「打撃ではなんといっても村上の活躍。高卒5年目と若い4番打者がしっかり働くと周りも『自分たちもやらないといけない』と思う。打席での立ち振る舞い、表情を見てもランナーを置いての打撃に自信を持っている。全ての方向に本塁打を打てるということは率も残せるということ。両リーグを見ても最も怖い打者といえるでしょう」

「山田はまだ本来の姿をみせていないが、それが気にならないぐらいチーム力がまとまっている」

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