鷹・三笠GM「ガイドラインに沿って対応」 コロナ陽性者14人に増え、29日は中止

ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:藤浦一都】

28日に甲斐やデスパイネらが陽性判定を受け、29日のロッテ戦の中止が決定

 ソフトバンクの三笠杉彦取締役GMは28日、オンラインで報道陣に対応し、チーム内で新型コロナウイルスの感染者が続出し、29日のロッテ戦が中止になったことについて説明した。27日までに選手、スタッフら9人が陽性判定を受けていたが、この日、新たに甲斐拓也捕手、アルフレド・デスパイネ外野手、村松有人1軍外野守備走塁コーチらが新たに陽性判定を受けた。

 村上隆行1軍打撃コーチが陽性判定を受け、26日には和田毅投手やジュリスベル・グラシアル内野手らが陽性疑いに。その他の選手、スタッフらはPCR検査で陰性が確認されていたものの、27日には和田らの陽性が確定、新たに嘉弥真新也投手、藤井皓哉投手も陽性と判定された。

 三笠GMは「感染防止対策をとりながら、チーム活動を継続するというバランスの中でやっている。ガイドラインに沿って対応している」と説明。甲斐やデスパイネらは前日の段階では陰性だったものの、この日の検査で陽性になり、三笠GMは「前日まで陰性だった者が陽性に変わる。このままであれば、同じことが起こる可能性が高いということで、NPBと実行委員会に諮った」と明かし、協議の上で中止を決めたという。

 なお、村松コーチは喉の違和感を訴えているものの、甲斐、デスパイネら4人は無症状だという。ソフトバンクは30日は試合がなく、次の試合予定は7月1日にベルーナドームで行われる西武戦に。同戦の開催可否について、三笠GMは「今日時点では明日の試合の中止が決定している。1日以降は明日、明後日の検査の結果を待って、我々だけでなく、NPBや主催球団の西武さんの判断も仰いで、決定していく」と説明した。28日からチームの活動は休止。29日、30日とPCR検査を実施していく。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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