ゲレーロJr.が球宴HR競争を辞退 “大本命”2年連続不参加、左手首痛で「後半戦に万全を」

ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:ロイター】
ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.【写真:ロイター】

2019年にルーキーながらホームラン数記録の91本を放った

 ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.がホームランダービーを辞退することになった。カナダメディア「スポーツネット」は5月に痛めた左手首が悪化するリスクを恐れ、参加の招待を断ったことを報じた。

 現在、オールスターのファン投票、ア・リーグ一塁手部門で160万票以上を集めてトップを独走。2位にほぼダブルスコアをつけている。

 2019年のホームランダービーでは、ルーキーながら合計ホームラン数で記録となる91本を放ったが、最終ラウンドでピート・アロンソに1本差で敗退した。昨年は後半戦に向けて仕事量を管理するためにダービーを辞退。代理人を通じてダービーの招待を受けた今年は、5月29日(日本時間30日)のエンゼルス戦で先発から外れる原因となった左手首の痛みのため辞退した。

 マイナー時代から手首に問題を抱えていたゲレーロJr.は、6月27日(同28日)の試合後「今は手首は問題ないが、用心しなくてはいけない。ホームランダービーではあまりに多くのスイングをするから。再び手首が痛くなるリスクは犯したくない。もし悪化したらチームの勝利に貢献できなくなってしまう」とコメントしたという。

 今季は、右足に自打球を受けた翌日の4月28日(同29日)こそ欠場したが、73試合で72試合に出場。「(手首の問題は)キャリアの最後まで付き合っていかないといけないものだと思う。だから、万全な状態を保つためにできることは確実にしていきたい。彼らには(ダービーに出場)できないと伝えた。どちらかというと休んで、後半戦チームが勝つために万全の準備をしたいからね」とチームのための決断であることを強調した。

(Full-Count編集部)

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