大谷翔平は「特別で才能ある」 376試合登板の右腕が絶賛「100年で誰もやっていない」

Full-Countの独占取材に応じたWソックスのジョー・ケリー【写真:盆子原浩二】
Full-Countの独占取材に応じたWソックスのジョー・ケリー【写真:盆子原浩二】

Wソックスのケリーは前日の対戦で特大の左越え二塁打を浴びた

 ホワイトソックスのジョー・ケリー投手が29日(日本時間30日)、Full-Countの取材に応じ、前日に実現したエンゼルスの大谷翔平投手との対戦を振り返った。7回に適時二塁打を浴びたが「本当に強烈な打球だった。本塁打になると思ったよ。本塁打よりいい結果だ」と大谷を称えた。

「楽しかったよ! 大量リードしていた場面だったのでアドレナリンはさほど出ていなかったけれど、彼のような選手と対戦するのはいつだって楽しい。彼はこの100年間で誰もやっていなかったことをしている。とても特別で、とても才能のある選手。彼は球界で必見の選手だ」とケリー。実は6歳の愛息ノックスくんが大谷のファンだそうで「息子は僕じゃなくて彼が一番お気に入り。いつも『パパ、ショウヘイは最高の選手だよ。彼はパパから本塁打を打つと思う』って言う。僕は『打たれないことを願うよ』と返したけどね」と笑った。

 28日(同29日)、ケリーは10-3の7回に2番手として登板。2死二塁から大谷に高めのシンカーを捉えられ、あとわずかでフェンスオーバーという特大の左越え二塁打を許して1点を失った。

 今季は11試合の登板で防御率8.38にとどまっているが、カージナルス、レッドソックス、ドジャースと渡り歩きメジャー通算376試合の登板を誇る右腕。「オオタニをアウトに取るのはいつだって難しいから、常にいいところに球を決めなくてはならない。彼のような選手には細心の注意が必要だが、彼は素晴らしい選手だ。見ていて楽しい」と対戦を心から楽しんだ様子だった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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