“相棒”が絶賛する大谷翔平の対応力「自在に操る能力は特別」「楽しいよ」

ホワイトソックス戦で7勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ホワイトソックス戦で7勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

スタッシーは「彼の先発でマスクを被るのは楽しいよ」と歓喜

■エンゼルス 4ー1 Wソックス(日本時間30日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が29日(日本時間30日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場。5回2/3を投げて5安打無失点、毎回の11三振を奪う力投で今季7勝目を挙げた。コンビを組んだマックス・スタッシー捕手は、大谷の対応力を絶賛した。

 スタッシーは試合後、大谷について「どんな球をどんな時にでも投げられる能力が素晴らしい。いつも僕らの間にはゲームプランがあって、アイデアもあるが、ダグアウトで話したことを元に彼はその場で修正できる。彼(の能力)には驚かされるよ」と語った。

 大谷はこれで自身4連勝。マウンドに上がれば好投を見せることに、スタッシーは「彼は能力があり、集中力もあり、野球への取り組み方も素晴らしいし、決意もある。必要な要素を全て兼ね備えている。先発試合の間の体のケアの仕方も(いい)。毎試合全てを出し切る準備ができている。彼の先発でマスクを被るのは楽しいよ」と喜んだ。

 この日のフォーシームは今季最速タイの101.0マイル(約162.5キロ)をマーク。さらにスライダー、スプリット、カーブも効いて奪三振ショーを繰り広げた大谷を「彼は6、7、8種類もの球種がある。持ち球全てのスピードを変えられる。だから8種類って言ったんだ。となると9種類くらいになるかな。彼がボールを使ってできること、そしてそれを自在に操る能力は、特別だ」と称えた。

 また直球を得意とするホワイトソックス打線相手に、直球を避けたのかと聞かれると「そうだね。彼はシーズン序盤は直球を多用した。今季彼は2度ほど直球を多用した試合があり、ほかにオフスピード系が80%だった試合も2度ほどあった。だから、相手チームはどんな組み立てで来るか分からない。毎試合、総攻撃をしかけられるような感じだろうね」と投球の幅の広さを口にすると「(相手チームは)幸運を祈るよ」と不敵に笑った。

 またエンゼルス放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のツイッターが公開したルイス・レンヒーフォのヒーローインタビューでは、大谷について「ショウヘイは信じられないくらいすごい。彼のピッチングを見るのが大好き。彼のことを思うと自分もうれしいよ」と称賛。同僚たちからも一目置かれるほど、投打で存在感は増している。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY