阪神・才木浩人が1159日ぶり勝利 右肘TJ手術から復活、5回無失点の好投

阪神・才木浩人【写真:荒川祐史】
阪神・才木浩人【写真:荒川祐史】

緩急を生かした投球で活路、5回2死満塁のピンチもしのぐ

■阪神 3ー0 中日(3日・バンテリンドーム)

 阪神の才木浩人投手が3日、バンテリンドームで行われた中日戦に先発し、5回を投げて被安打5本、無失点で降板。チームは3-0で勝利し、今季初登板で2019年5月1日の広島戦(甲子園)以来1159日ぶりとなる勝利を挙げた。

 才木は大きく縦に割れるカーブなど、緩急を活かした投球で中日打線を抑えていった。初回、岡林と溝脇を連続三振に仕留める絶好の立ち上がり。2回には先頭のA・マルティネスに右前打を許したものの、後続を落ち着いて抑えた。5回には2死満塁のピンチを背負ったものの、岡林を三邪飛に打ち取りこの回限りで降板した。

 神戸・須磨翔風高から2017年にドラフト3位で阪神入りした才木は、2年目の2018年に1軍の先発ローテーション入りし6勝を挙げた。ただ2019年に右肘を痛め、2020年にはトミー・ジョン手術。同年末に育成選手となり、昨季は1軍、2軍通じて登板なし。今季復活して5月4日には支配下選手に復帰していた。

【実際の動画を見る】「感謝の気持ちしかない」1159日ぶりの勝利を挙げた才木は涙を流しながらファンや周囲への思いを語った

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