新庄監督、7失点投手陣に苦言「タイミングを外すピッチングができないと使えない」

7回には清宮がプロ5年目で自己最多となる特大の8号ソロ

■オリックス 7ー3 日本ハム（3日・札幌ドーム）

　日本ハムは3日、札幌ドームで行われたオリックス戦に3-7で敗れ、連勝が2で止まった。試合後の新庄剛志監督は、7失点の投手陣に向け「タイミングを外すピッチングができないと使えない」と意識改革を求めるコメントを残した。

　3点を追う3回、石井の右前適時打で1点を返してなおも2死一、三塁。一走の石井がつまずいたような様子でけん制を誘い、挟まれる間にスタートを切った三塁走者の松本剛が本塁を陥れ（記録は盗塁死の間の進塁、得点）1点差に迫った。会心の作戦成功にベンチで大喜びした。

　しかし先発の杉浦が4回3失点で降板すると、7回には4番手の北山が1失点。直後に清宮がプロ5年目で自己最多となる特大の8号ソロを放って再び1点差としたが、9回には石川直が2死満塁から吉田正に走者一掃の右越え二塁打を許した。カード3連勝を逃し、借金は18となった。

　新庄監督は試合後の会見を行わず「今のファイターズに圧倒的なボールで抑えられる投手はいない」とのコメントを広報を通じて発表。「ランナーがいなくてもクイックなどを上手く使い、タイミングを外すピッチングができないとこれからは使えない」と苦言を呈した。

（町田利衣 / Rie Machida）