元鷹マルティネスが好救援3勝目　9回劇的逆転勝ち…ダルビッシュも歓喜「ムードもいい」

マルティネスは2回1/3で1安打無失点の好救援「大きな勝利」

■パドレス 4ー2 ドジャース（日本時間4日・ロサンゼルス）

　日本ハム、ソフトバンクでプレーしたパドレスのニック・マルティネス投手が3日（日本時間4日）、敵地・ドジャース戦の6回途中から救援登板し、今季3勝目を挙げた。2回1/3を投げて2奪三振1安打無失点と好投。9回4得点の猛攻を呼び込んだ。地区首位ドジャースとは3.5ゲーム差。マルティネスは「大きな勝利だね」と喜んだ。

　マルティネスは1点ビハインドの6回2死一塁からリリーフした。ベッツを三ゴロに仕留めると、7回は2死から死球を与えたものの無安打無失点。8回1死一塁ではバーンズを投ゴロ併殺打に抑えた。

　シーズン序盤は先発ローテーションの一角を任されていた。「先発と救援を行き来しているよ。チームに貢献するためにね。僕らには本当にいい先発投手が揃っている。素晴らしい投球をしているし、健康な状態だからね。先発で投げる時も救援で投げる時も、コミュニケーションをしっかりとっている。だから必要な時に登板できるように、準備万端の状態を続けられているんだ」と語った。取材後には「ジャパニーズ、大好き。ありがとうございます」と頭を下げた。

　9回逆転勝ちをダルビッシュ有投手も喜んだ。「あまりいい雰囲気じゃない中で最後ひっくり返して勝てたっていうのはみんなのムードもいいですし、良かったと思います。9回が大きかったと思います」。チームは81試合を消化。「体の状態はいいですし、痛いところも今のところなく元気に楽しくやっているので、このままずっとそういう感じでいけたらいいと思います」と前を向いていた。

（盆子原浩二 / Koji Bonkobara）