移動日登板は大谷翔平への「負担が大きすぎる」 先発前倒しを決めた3週間前の“教訓”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ネビン監督代行「私が持っているものを濫用したくない」

 エンゼルス大谷翔平投手が6日(日本時間7日)に敵地で行われるマリーンズ戦に中6日で先発する。当初予定では7日(同8日)の敵地・オリオールズ戦が考えられたが、マイアミからボルティモアへ移動しての試合となるためコンディションを考慮。1日前倒しでの登板となる。フィル・ネビン監督代行は試合当日の早朝4時にシアトルに到着し、大谷が先発した6月16日(同17日)のマリナーズ戦を引き合いに出して「負担が大きすぎると思う」などと説明している。

 6月9日(同10日)のレッドソックス戦から4連勝中で、21回2/3連続無失点を継続中の大谷。監督代行はコンディションを最優先させて先発マウンドに送り出す考えを3日(同4日)に明かした。次回登板がマイアミでの2連戦2戦目になったことに「ショウヘイは水曜日に登板する。前回LAからシアトルに移動して素晴らしい登板をした。かなり遅くに着いたのにね。2週間でそれを2回するのは負担が大きすぎると思う。水曜日は(移動を伴わない)ノーマルな日だ」と説明した。

 大谷は6月15日(同16日)にロサンゼルスで行われたドジャース戦に「3番・指名打者」で出場。試合は午後10時1分に終了し、シアトルのチーム宿舎に到着したのは早朝の4時だった。過酷な日程の中で大谷は先発、6回3安打6奪三振無失点の好投で勝利投手になっているが「ショウに対して私が持っているものを濫用したくない」とネビン監督代行は強調。「本当に驚くべき才能だ」と称える大谷のコンディションを最優先させる措置を講じた。

(Full-Count編集部)

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