大谷翔平を3打席凡退に抑えても… CY賞候補右腕は断言「MLBナンバー1の選手」

「3番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
「3番・DH」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アルカンタラは8回10K2安打無失点で9勝目「自分の一番いい球を外角に投げるよう心掛けた」

■マーリンズ 2ー1 エンゼルス(日本時間6日・マイアミ)

 マーリンズのサンディ・アルカンタラ投手は5日(日本時間6日)、本拠地のエンゼルス戦で8回10奪三振2安打無失点と好投し、今季9勝目(3敗)を挙げた。3番スタメンの大谷翔平投手を3打数無安打に封じ、「いい気分だよ。オオタニのような打者と対戦しなければならない時は。今日は自分のベストを尽くして競り合った」と振り返った。

 100マイル(約161キロ)超のフォーシームと高速シンカーで攻め、チェンジアップでタイミングを外した。初回2死、4回2死と2打席連続で三ゴロに封じ、7回無死一塁は99.4マイルの高速シンカーで投ゴロと打たせなかった。「いつも通り、自分の一番いい球を外角に投げるよう心掛けた。フォーシームに対して、とても強い。今日も僕の直球を待ち構えていた。向こうにはオオタニ、トラウトがいる。今日はそういう選手たちを打席に迎えて楽しんだ」。リーグ2位タイの9勝目をつかんだ。

 ドミニカ共和国出身の26歳。大谷は「レジェンドだ」という。「打たなきゃいけないし、ピッチングもしなきゃならない。彼と対戦できて今夜はとても気分がよかった。今MLBナンバーワンの選手だからね」。今季のサイ・ヤング賞候補に挙がる右腕は、今夏のオールスター戦で大谷と再戦する可能性もある。「オールスターゲームで先発投手を務めたい、とは言いたくない。今まで通り投げ続けるだけ。オオタニとオールスターゲームで会って、また対戦できればいいね」と前を向いた。

 6日(同7日)に大谷は先発マウンドに上がる。「ピッチングもしなきゃならないし、バッティングもしなきゃならない。明日元気で投げてくれることを願っている」とエールを送っていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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