大谷翔平とアルバレスどっちが凄い? 球宴最終投票での一騎打ちにMLB公式も注目

エンゼルス・大谷翔平(左)とアストロズのヨルダン・アルバレス【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平(左)とアストロズのヨルダン・アルバレス【写真:ロイター】

大谷翔平は「本当に何でもできる男」

 7月19日(日本時間20日)にドジャースタジアムで行われる今年のオールスター。ファン投票の最終投票が5日(同6日)にスタートし、注目されているのがアストロズのヨルダン・アルバレスとエンゼルスの大谷翔平投手が争うア・リーグ指名打者部門だ。MLB公式サイトは「最も予測しにくい」として、2人の今季パフォーマンスを比較している(記録は日本時間7月4日終了時点)。

 アルバレスは、打球速度、角度などを基にコンタクトの質を測定する指標「xwOBA」が.490で断トツ。6月の月間MVPを受賞した。ジョージ・スプリンガー、カルロス・コレアと主力選手が2年連続でFAにより流出したが、「アルバレスの成長によってアストロズは現在もメジャー屈指の強豪である」と記事は伝える。

 一方、大谷は、本塁打や長打につながるような理想的な打球速度や打ち出し角度の打球を表す指標「バレル」で、6月末時点でMLB2位タイにつける。4月は6だったが、5・6月で33と急上昇した。ちなみに昨年は78でMLB1位だった。開幕直後は振るわなかったが、5月7日から6月末までは「2021年に近い活躍」と記事は説明。特に「投手としては、かつてないほど素晴らしい状態に見える」としている。

 25歳のアルバレスは2019年、満票でア・リーグの新人王に輝き、昨年はア・リーグ優勝決定シリーズでMVPに選出された。オールスター出場歴はない。派手さはないが飛距離には定評があり、5月30日(同31日)の敵地でのアスレチックス戦では2本塁打を放ったが、合計飛距離は913フィート(約278.3メートル)だった。

 28歳になったばかりの大谷は2018年に新人王、昨年はMVPを受賞。昨年のオールスターには二刀流で出場した他、ホームランダービーにも臨んだ。記事は「彼のインパクトを思えばビデオゲームのキャラクターと呼んでも十分ではないかもしれない。ゲームのクリエーターたちがコードを書き換えなければオオタニのキャラクターを再現できなかったわけだから。速度119マイル(約191.5キロ)の打球、101マイル(約162.5キロ)の球、相手チームのファンにいたずらを仕掛ける、どのバージョンの彼を見るのも楽しみ。そのうえ盗塁もする。本当に何でもできる男」と評している。

(Full-Count編集部)

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