大谷翔平の球宴投票“猛追”を「妬まないで」　米ファンはアルバレス支持も多数

ライバルのアルバレスは25本塁打、メジャートップのOPS1.076

　エンゼルスの大谷翔平投手が、オールスターゲーム（ロサンゼルス）の先発出場野手を決める最終ファン投票で、デッドヒートを繰り広げている。MLB公式サイトが6日（日本時間7日）に発表した途中経過では、ア・リーグ指名打者部門でアストロズのヨルダン・アルバレス外野手と得票率50％で並んだ。この状況に、米ファンは複雑なようだ。

　1次投票で、大谷は166万4012票で2位突破。1位のアルバレスは221万5456票で、その差は約55万票だった。最終投票では1次投票の結果を持ち越されないとはいえ、決選投票でも大差の展開かと思われたが、ここにきて大谷が“猛追”する格好に。逆転でのトップ選出も十分にあり得る。

　5日（同6日）時点で、打者・大谷は18本塁打、51打点、打率.259。一方のアルバレスはリーグ2位の25本塁打で58打点、メジャートップのOPS1.076をマーク。数字の面では、確かにアルバレスが圧倒している状況だ。

　それだけに、接戦の状況に納得できないファンも少なくない様子。MLB公式ツイッターの投稿には、「球界最高の打者が先発出場しないだって？」「（成績は）接戦でもない」「ヨルダンの方が文字通りいい打者なのに」との声が寄せられた。

　二刀流として印象度では勝る大谷。「オオタニのマウンド上での活躍を理由に彼に投票するのは控えてほしいな」と言うファンに対し、「妬まないでよ、オオタニはただ単にすごいんだけなんだから」と応戦する声もあった。果たしてどちらが1位となるのか。決選投票は8日（同9日）まで行われ、両軍のスタメンが決まる。