大谷翔平、また史上初の記録つくった 10K&複数打点&盗塁で“異次元の躍動”

マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
マーリンズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

3試合連続の10奪三振で8勝目、5回には決勝の勝ち越し2点打、7回に10盗塁目

■エンゼルス 5ー2 マーリンズ(日本時間7日・マイアミ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦で、またメジャー史上初の記録をつくった。「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、7回10奪三振2安打1失点で今季8勝目。さらに打っては5回に2点適時打を放ち、7回には盗塁も記録。“投打走”でメジャー史を塗り替えた。

 初回無死二、三塁で、クーパーの右犠飛で先取点を献上。4試合ぶりの失点となり、連続無失点は「22回」で止まった。2回1死一、二塁のピンチを切り抜けると、7回1死に四球を与えるまで15者連続アウトを奪う快投。7回2死一、二塁でフォルタスを空振り三振に仕留めてガッツポーズを作った。

 最速100.9マイル(約162.4キロ)のフォーシームで攻め、7回10奪三振3四球、2安打1失点と好投。2桁奪三振は3試合連続で今季6度目。6月9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦から自己最長を伸ばす5連勝をマークした。防御率2.44。今季4度目の連敗ストッパーとなった。

 バットでは同点に追いついた5回2死満塁で左前2点タイムリーを放って勝ち越した。左腕ロジャースから逆方向へ打ち返す、技ありの一打で「いいところで1本出て、チーム的にもいい流れで中盤以降は戦えたかなと」と振り返った。7回1死一塁では四球を選び、重盗で今季10個目の盗塁をマーク。2桁盗塁は2年連続4度目となった。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打点が公式記録になった1920年以降、1試合で2桁奪三振と複数打点、盗塁をマークした初めての選手に。1打点だった選手は過去5人いたというが、大谷が歴史を塗り替えた。リアル二刀流のひとり舞台に、ファンも「今夜もまたショウヘイが歴史を作った」「ショウヘイが第1号となる異常なスタッツがあまりに多い」「彼は色々なことをうまくなろうと努力する球界の野獣」と衝撃が隠せないようだった。

(Full-Count編集部)

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