大谷翔平、2年連続のルース生誕地弾に“難敵”? 改修のオ軍本拠地は「明らかに違う」

オリオールズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
オリオールズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

トラウト2戦無安打も復調の兆し、モンゴメリーコーチ「惜しかった」

■オリオールズ 4ー1 エンゼルス(日本時間8日・ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地・オリオールズ戦に「3番・指名打者」で先発出場したが、3打数無安打で2試合ぶりの無安打に終わった。初回は四球を選んで満塁機を演出したものの、無得点に終わった。指揮を執ったレイ・モンゴメリーベンチコーチは「あそこで点が入ってリードできていれば大きかったが」と初回の攻撃を悔やんだ。

 悩める主砲・トラウトが5回に左越え、8回に右中間へ大きな打球を飛ばした。4打数無安打で2戦連続ノーヒット。7月は22打数1安打と極度の不振に苦しんでいるが、復調の気配を感じさせる打撃だった。モンゴメリーコーチは「ああいうスイングが出ているとね。今日は2球強い当たりがあり、惜しかった。タイミングも全ていいように見える。あとは微調整だけだ」と話した。トラウトも「メカニクスの問題ではなく、タイミングの問題。あとは直球へのタイミングが合うことだ」と前を向いた。

 オリオールズの本拠地・カムデンヤーズは左翼フェンスを約8メートル後退させ、高さを約2.2メートルから4メートルに。フェンス手前で捕球される打球が目立った。「明らかに違うね。みんなでその話をした。球場の要素が少し変わった。オリオールズは本拠地だから(試合が多いから)彼らのほうが影響が大きいだろうが」と話した。

 トラウトも「間違いなく以前よりレフトが広くなった。打撃練習中にあちら方向に大きな当たりを打つものだが。レフト方向にHRを打ちたいなら、かなりしっかり打たなければならないということだ。以前より間違いなく広い」と指摘した。左翼方向へも特大アーチを打てる大谷にとっては、思わぬ障壁となりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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