村上宗隆が2年連続の両リーグ最速30号 コロナ禍のチーム鼓舞、シーズン52本ペース

ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆【写真:荒川祐史】

6月29日の広島戦以来、9試合ぶりの一撃

■中日 ー ヤクルト(13日・バンテリンドーム)

 ヤクルトの村上宗隆内野手が13日、バンテリンドームで行われた中日戦で2年連続で両リーグ最速となる30号本塁打を放った。村上のシーズン30発は39本を放った昨季に続く2年連続で、3回目。チーム82試合目での到達はシーズン52発ペースとなる。

「4番・三塁」で先発し、初回2死一塁で打席に立った村上は中日の小笠原慎之介投手と対した。カウント1-2から内角高めへの148キロの直球を、中堅バックスクリーン左に放り込む特大の先制2ランとした。

 村上の一発は6月29日の広島戦以来、9試合ぶり。チームは新型コロナウイルスの猛威にさらされており、1、2軍合わせて27人の感染が判明。12日にも14選手を緊急昇格させ、何とか試合にこぎつけた。主砲の一発でチームを勇気づけた格好だ。

 今季の村上は10号到達こそ巨人の岡本和真に先を越されたものの、6月に大爆発。月間成績は打率.410、14本塁打、OPSは1.455に及び、月間MVPにも輝いた。「4番・三塁」で先発したこの日、7月は8試合目での初アーチ。本塁打と打点両部門での独走は続いており、再び波にのってきそうだ。

【実際の動画を見る】村上が内角高めの厳しいボールをシバキ上げると、中堅バックスクリーンの左まで届く特大弾に

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