ジーターがAロッドとの確執明かす…発端は21年前の発言「彼は本当の友人ではない」

ヤンキース時代のデレク・ジーター氏(右)とアレックス・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】
ヤンキース時代のデレク・ジーター氏(右)とアレックス・ロドリゲス氏【写真:Getty Images】

18日放送開始のドキュメンタリー番組で経緯などを明かしている

 ヤンキースのレジェンドであるデレク・ジーター氏のドキュメンタリー番組が今月18日から放送される。番組の中でジーター氏は、2004年から16年まで一緒にプレーしたアレックス・ロドリゲス氏との“確執”を明かして話題になっている。複数の米メディアが伝えている。

 米メディア「TMZスポーツ」によると、ジーター氏のドキュメンタリー番組「ザ・キャプテン(The Captain)」は、米スポーツ局「ESPN」で7回に渡って放送される。その中で明かしたところによると、ロドリゲス氏との関係に亀裂が生じたのは2001年。当時、レンジャーズに在籍していたロドリゲス氏が米誌「エスクァイア」のインタビューで発した発言だったという。

 ロドリゲス氏はこのインタビューで「ジーターは周りに才能豊かな選手がいて恵まれている。彼がチームをけん引しているのではない。気楽に楽しみながらプレーできている。彼は2番打者だよ。3番や4番を打つのとは全然違う。ニューヨークに行って、バーニー(・ウィリアムス)、(ポール・)オニールらを打ち取りたいとは思うけど『ジーターに気をつけろ』とは誰も言わない。誰も彼を警戒していない」と語ったという。

 ジーター氏はこのコメントが「気に障った」とし、「私はとても忠実な人間だ」「友達としても忠実だ。『私ならこんなことはしない』と思ったよ」と語っている。このドキュメンタリー番組に出演しているロドリゲス氏によると、この件で後日ジーター氏に謝罪し、ジーター氏もこれを受け入れたそうだ。

 ただ、ことはこれだけでは終わらなかったようだ。ロドリゲス氏は謝罪後も別のインタビューで「彼(ジーター)が僕より優れているところは何もない」と発言した。ジーター氏はこの時に2人の絆が完全に崩壊したとし、「彼は本当の友人ではないと私は感じたよ」「こんなこと友達にはやらないからね」と述べている。

(Full-Count編集部)

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