大谷翔平、12K快投に「奪三振は強み」 “伝説”2人に並ぶも「シンプルにゼロ並べたい」

アストロズ戦に先発し9勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アストロズ戦に先発し9勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

6回1失点で9勝目、球宴での先発に向けては「頑張りましたけど、決めるのは僕じゃない」

■エンゼルス 7ー1 アストロズ(日本時間14日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季9勝目を挙げた。6回を投げ12奪三振4安打1失点と好投。バットでは右翼線2点三塁打を放つなど4打数2安打2打点1四球。投打に渡る活躍を見せチームも7-1で勝利。連敗を5で止めた。

 試合後の大谷は「打線とかみ合っているので、1点取られたあともしっかり粘って抑えられた。いいきっかけだったかなと思います」と連敗を止めたことをまず喜んだ。

 投手としての考え方は「シンプルにゼロを並べていく作業を毎回したい。結果勝つかどうかはどう転んでくるかわからないので。ピッチャーとしては毎回シンプルにゼロで抑えていく。あまり先のことを考えずに」という言葉に尽きるという。奪三振もついてきた結果にすぎない。

 ただ、4試合連続の2桁奪三振は1995年の野茂英雄(当時ドジャース)に次いで日本人2人目の快挙。また、球団では1977年ノーラン・ライアン以来45年ぶり2人目だ。この分野のレジェンド2人に並んだことは「すごく光栄なこと」と喜ぶ。さらに「奪三振は強みかなと思っているので」。今後も相手を「ゼロ」に抑える手段として奪三振が注目されそうだ。

 また球宴での起用法について、ア・リーグの指揮を執るアストロズのダスティ・ベイカー監督とはまだ話をしていないとした。球宴での先発登板は「先発投手としては特別な場所」と捉えているものの「自分よりも数字が多い選手がたくさんいる。もっと投げるのにふさわしい投手がたくさんいるので今日頑張りましたけど、決めるのは僕じゃない。言われたところで頑張りたい」としていた。

(Full-Count編集部)

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