大谷翔平vsジャッジ、歴史的なMVP争いの勝機は? エ軍番記者が指摘「HRを見たい」

ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ(左)とエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

MVP公式サイトのエンゼルス番ボリンジャー記者「ショウヘイと同じレベルで二刀流できる選手は誰もいない」

 エンゼルス・大谷翔平投手は2年連続でMVPを獲得できるか。13日(日本時間14日)の本拠地・アストロズ戦を終え、投打で9勝&19本塁打をマークしている。リーグ全体ではヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が30本塁打でタイトル争いで独走しているが、MLB公式サイトのエンゼルス番・レット・ボリンジャー記者は今季のMVP争いをどう見ているのだろうか。

 打撃で圧倒するジャッジか、投打で奮闘する大谷か。米メディア間でも意見は割れるところだが、両選手がMVPの2大候補であることに間違いはない。その上で、ボリンジャー記者は大谷を推した。

「間違いなくジャッジの方がいいチーム(ヤンキース)でプレーしているし、ショウヘイよりも打撃成績では上をいっている。本塁打数も上回っているからね。しかしながら、ショウヘイの投打両方の活躍を合わせると、ジャッジや他の誰よりも優れたシーズンを送っていると個人的には思っている」

「ショウヘイが投打両方でいい活躍を続ければ、どんな時でもMVP争いに関わってくる。同じレベルで二刀流ができる選手は誰もいないのだから。だからジャッジとショウヘイが現時点ではトップ2だと私は考えている」

 2021年に満票でMVPを受賞した大谷は前半戦で13登板4勝1敗、防御率3.49。打撃では打率.279、33本塁打、70打点と好成績を残した。今季は15登板9勝4敗、防御率2.38をマークし、打撃では打率.258、19本塁打、56打点。打撃成績は落としたものの、投手成績を上げた。ボリンジャー記者は「今年も素晴らしいシーズンを送っている」と絶賛した上で、投打を分けて評価した。

「投手として絶対的に素晴らしい活躍をしている。球界最高レベルの投球をしている。打撃は昨年よりも長打力は少し落ちているけど、それはボールが少し違うということも関係している。(ボール自体が)飛距離が出ないようになっているんだ。だから昨年に匹敵するものにはなっていない。それでも平均を上回る打撃をしている。昨年と同じような打者というわけではないと思うけど、投手としては今年の方が上だと思う」

2年連続MVPの勝機は「ジャッジの成績に迫ること」

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