阪神・青柳の10勝目呼んだ、中日左腕の打席での1球 井川氏が指摘「勝敗を分けた」

阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】
阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】

両リーグ最速の10勝をマークした青柳、球団では2003年以来の沢村賞に期待

■阪神 2ー1 中日(15日・甲子園)

 阪神は15日の中日戦(甲子園)に2-1で勝利し、3位に浮上した。エース青柳晃洋投手が6回6安打1失点と粘りの投球を見せ、両リーグ最速での10勝をマーク。球宴前に2桁勝利を挙げたエース右腕に、阪神OBで日米通算95勝をマークした井川慶氏は「今、一番沢村賞に近い存在。これがエースの仕事」と賛辞を送った。

 立ち上がりは制球に苦しんだ。初回1死三塁から、岡林の適時内野安打で先取点を許したが、その後は3回無死二塁のピンチを切り抜けるなど最少失点で抑える好投だった。ボール先行になっても要所を締める投球を「カウント負けしないのが昨季、今季と青柳の素晴らしいところ。その結果が四球ゼロ」と絶賛した。

 これで10勝(1敗)、防御率1.37、90奪三振、勝率.909はいずれもリーグトップ。球団では2003年の井川氏以来となる沢村賞への期待も高まるが「去年の経験もありますし、夏場を乗り越えれば十分に可能。チームはまだ借金がある中で1人で貯金9。青柳がいなかったら大変なことになっている。素晴らしい活躍です」と太鼓判を押す。

中日2年目の左腕・上田も6回2失点と好投も「打席での1球が勝敗を分けた」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY