広島・堂林の「生き残る道」 “代打逆転満塁弾”で元打撃コーチが語る期待と課題

「簡単に終わってしまう打席も多いが、大きな仕事を果たす打席もある」

 2020年には自己最多タイとなる14本塁打を放ち、打率も.279と覚醒したと思われたが、昨季は0本塁打。プロ入りからここまで安定した成績を残せていなかった。今季は主砲の鈴木(現カブス)が抜け、外野のポジションが1つ空く形となってもレギュラー定着とはいかなかった。

 直近ではベテラン・長野の活躍、秋山の加入もあり外野は激しいポジション争いが続く。それでも、少ないチャンスの中で得点圏打率.355と勝負強さを武器に、1軍で自分の居場所をつかみ取ろうとしている。「レギュラーとしての立場ではないが、大きな仕事していればチャンスはある。今年に関してはひと振りになるかもしれないが、集中力をもってやるしかない。そこで結果を出せば、生き残る道はまだまだある」と新井氏。

 課題は安定感だ。6回の第2打席では左腕・高梨のシュートを2球見逃し追い込まれると、最後はスライダーにバットが空を切り3球三振。8回の第3打席は三ゴロに倒れた。「簡単に終わってしまう打席も多い。相手投手からすれば、追い込めばボール球の変化球を投げていれば大丈夫という考えもあるのは事実。ですが、このように大きな仕事を果たす打席もあり、昔からどこか期待を抱かせる打者」と口にする。

 チームは3戦8本塁打、27得点と巨人に打ち勝ち2位をキープ。借金は「1」となり勝利5割復帰は目の前だ。18日からは本拠地で相性の良い阪神戦。勢いに乗り貯金生活に突入したいところだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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