大谷は投打で躍動、鈴木は鮮烈デビュー、苦しんだ菊池…明暗分かれた日本選手の前半戦

パドレス・ダルビッシュ有、エンゼルス・大谷翔平、カブス・鈴木誠也(左から)【写真:ロイター】
パドレス・ダルビッシュ有、エンゼルス・大谷翔平、カブス・鈴木誠也(左から)【写真:ロイター】

打者・大谷はスロースタートも19本塁打、澤村は34試合に登板

 2022年のメジャーリーグも前半戦が終了した。ここではエンゼルス大谷翔平投手、パドレスのダルビッシュ有投手、カブス鈴木誠也外野手ら日本選手のここまでの成績を振り返る。

 メジャー5年目の大谷は投手では15登板で9勝4敗、防御率2.38。打者では打率.258(333打数86安打)、19本塁打、56打点、10盗塁をマークした。投手として87回を投げて123奪三振で4試合連続2桁奪三振を継続中。6月9日(日本時間10日)のレッドソックス戦から6連勝を飾っている。

 打者では4月は打率.247、4本塁打とややスロースタート。しかし5月には7本塁打、6月は21日(同22日)のロイヤルズ戦で2本塁打8打点をマークするなど、打率・298、6本塁打を記録した。昨季は前半で33本塁打も後半戦は13本塁打と失速した。今季は後半戦で打棒爆発となるか。

 ダルビッシュは17登板で8勝4敗、防御率3.41をマーク。クオリティスタート(6回以上投げて自責点3以下)率はリーグ4位の76.5%と抜群の安定感を誇る。直近の7月15日(同16日)のダイヤモンドバックス戦で日米通算180勝を挙げるなど、メジャー11年目右腕は衰え知らずだ。

 メジャー2年目のレッドソックス澤村拓一投手は今季もフル回転。34登板で1勝1敗、防御率2.55と安定した投球を見せている。ブルージェイズの菊池雄星投手は16登板で3勝5敗、防御率5.12と苦戦。今月7日(同8日)に首痛のため負傷者リスト入りした。ツインズの前田健太投手は昨年9月に右肘手術を受け、登板機会なし。レンジャーズ傘下3Aの有原航平投手は14登板で3勝5敗、防御率5.47をマークしている。

鈴木は1か月以上離脱も復帰後は打率.356、加藤は3Aでメジャー復帰目指す

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