大谷翔平の価値は「今が最大」 地元紙が“勧める”トレード放出「選択すべきは今」

大谷がいてもプレーオフ争えない…得られる有望株は「チームの将来のため」

 もし、大谷に不安材料があるとすれば、右肘をはじめとした故障歴とここ2年の並外れた“仕事量”だ。あるメジャー球団幹部は「私たちが今までに見た中で最高の選手だ。問題は、故障歴と彼がFAになる時の年齢だけだ」とコメントしている。

 一方で、エンゼルスの立場に立てば大谷をトレードに出さない理由もはっきりしている。ファンがチケットを買う理由そのものであり、日本からの広告収入も発生する。何より、トップクラスのタレントを抱えるエンゼルスが「来季プレーオフを争わないと誰が言えるだろうか」としている。

 ただ、大谷が入団した2018年以降、エンゼルスはプレーオフ争いをできていないのも事実だ。記事はもし大谷を放出すれば「対価として手に入る有望株は、チームの将来のためにマイナーを強化してくれるだろう」と主張する。

 今回、巨額オファーを拒絶したとされるソトがFAになるのは2024年のオフ。大谷はそれより1年早く来オフFAになれる。このまま契約延長をしないのなら、エンゼルスが大谷を擁して、ワールドチャンピオンを争える機会はあと2回しかない。そして今のエンゼルスは、そこまで届く位置にいない。「今が(大谷トレードの)選択をすべき時だ」と記事は結論付けている。球団の選択は、いかに。

(Full-Count編集部)

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