大谷翔平「すごい野球を楽しめている」 前半戦9勝&123K、投手成績“爆上げ”の理由

「もうちょっとできたんじゃないかなと思う試合も」

 一方で打撃はどうか。今季は89試合出場して打率.258、19本塁打、56打点。84試合出場、打率.279、33本塁打、70打点だった昨季から数字を落としたものの、主軸打者として結果を出した。

「単純にストライクの甘い球をしっかりコンタクトする、ボール球を見逃す。シンプルですけど、そこは、毎年クオリティを高くしていきたいなと思っているところなので、もっともっと上げていきたいなと思います」

 昨季は9勝&46本塁打で満票MVPに輝いた。「何も不安なく、毎試合、全力でプレーできるフィジカルのレベルが整っている」とフィジカルの良さは昨季以上と感じているという。前半戦をこう総括した。

「怪我なく、ここまで来られている。安定して試合に出られているのが一番いいことかなと思います。そこは自分の中で良かったところかなと思います。ただ、チームの勝ちに直結するような活躍ができているかを考えると、もうちょっとできたんじゃないかなと思う試合もたくさんあるので。その辺はいいところ、悪いところたくさんあるのかなと思います」

 チームは地区4位と低迷。「早く連勝して、いい流れでいけば、まだまだチャンスはあると思っているので。そのきっかけとなるゲームができるように。自分がしっかり活躍して、そのきっかけを作れるように頑張りたいなと思います」と語った。後半戦はチームの勝ちに直結するプレーを求めていく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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