193億円の“呪いの契約” すでに12敗…不良債権左腕を米メディア酷評「最低の先発」

ナショナルズのパトリック・コービン【写真:ロイター】
ナショナルズのパトリック・コービン【写真:ロイター】

ナショナルズのパトリック・コービンはここ2年で28敗

 ナショナルズのパトリック・コービン投手に、厳しい視線が注がれている。チームでは、15年総額4億4000万ドル(約606億円)の契約延長オファーを拒否したと伝えられたフアン・ソト外野手の去就に注目が集まる中、今季すでに12敗を喫している33歳左腕を抱き合わせてトレードに出して“厄介払い”にするという見方も。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が内情を指摘している。

 コービンは、ナショナルズに移籍した2019年こそ14勝を挙げるも、2021年は9勝16敗、今季もここまで4勝12敗と大きく黒星が先行している。同メディアによると、球団側はソトをトレードに出せば有望株を含む多くの対価を得られる一方で、「酷い契約を取っ払いたい」とコービンも合わせて放出したいと考えているという。

 6年1億4000万ドル(約193億円)の契約をあと2年半残している状況で、同メディアは「2021年以降では、最低の先発投手だ」と辛辣に指摘。もし他球団がソトを獲得したい場合は、コービンの年俸も負担する“ニコイチ”作戦をナショナルズ側が考えているとみている。

 同メディアの記事を引用した「ニューヨーク・ポスト」紙も「大型契約にほとんど見合った活躍をしていない」「ナショナルズが低迷するベテランを放出したいと思うのも無理はない」と厳しい論調。8月2日(同3日)のトレード期限を控え、コービンの退団は現実になるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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