大谷翔平の“息切れ”6失点は「私の責任」 104年ぶり偉業お預け…エ軍監督代行は猛省

試合後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督代行【写真:小谷真弥】

6回11奪三振無失点も7回に2被弾6失点、50日ぶりの5敗目を喫した

■ブレーブス 8ー1 エンゼルス(日本時間23日・アトランタ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、後半戦初戦となる敵地・ブレーブス戦で今季5敗目を喫した。「1番・投手兼DH」で投打同時出場。6回まで11三振を奪ったが、7回に一挙6失点。後半戦初戦を落とし、チームは4連敗となった。フィル・ネビン監督は「素晴らしかった。相手はもの凄い打線だ。オルソンへのスプリットがうまくいかなかった」と痛恨の被弾を悔やんだ。

 痛恨の失投だった。両軍無得点の7回。先頭・スワンソンを四球で出し、続くオルソンにスプリットが甘く入った。右越えへの先制2ラン。その後もライリー、ダーノー、ロサリオの3連打で3点目を許し、1死後、アルシアにダメ押し3ランを浴びた。

「ロサリオの打席では(救援左腕)ループを用意していた。振り返ってみれば、この段階でオオタニを下げるべきだったのだろう。時折無敵に見えるが、今日は(続投させたことが)我々にとってはうまくいかなかった」

「アルシアはそれまでに7球で2三振に抑えていた。あの打席ではスライダーが高めに浮いてしまった。(ロサリオやオズナとの対決含め)その前に降板させるべきだった。私の責任だ」

 6失点は4月14日(同15日)の敵地・レンジャーズ戦に並んで今季ワースト。6月9日の本拠地・レッドソックス戦から6戦6勝だったが、それもストップした。ネビン監督は「打線が苦しんでいる時に投球をするのは過酷なこと。小さな1つのミスが試合の中で高くつくことを誰もが理解している。だからこそ、ここ2か月間の投球がより感銘を受けるものだったということを意味する」と、力戦奮闘の右腕をかばった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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