大谷翔平には「尊敬しかない」 ダメ押し弾の敵選手も称賛「驚異的な仕事をしていた」

7回途中6失点で5敗目を喫したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
7回途中6失点で5敗目を喫したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

6回までに11K無失点の快投、7回に暗転したものの…

■ブレーブス 8ー1 エンゼルス(日本時間23日・アトランタ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地で行われたブレーブス戦に先発し、6回1/3を投げ6失点で今季5敗目を喫した。6回まで11個の三振を奪うほぼ完璧な投球が7回に一変、この回6失点しKOされた。ダメ押しとなる3ランを放ったブレーブスのオーランド・アルシア内野手は「オオタニは驚異的な仕事をしていた」と6回までの快投を称えた。

 アルシアは7回、1死一、二塁から大谷の初球スライダーを左翼席へ放り込み、6-0とリードを広げた。「当然嬉しいが、今日チームが勝てたことがさらにうれしい。オオタニは驚異的な仕事をしていたが、今日は我々の思うような展開になった。勝ててうれしい」と話す一方で「今日はかなりスライダーを多投されたから、どこかで修正できなくちゃいけないと思っていたよ」と狙いすましての一打を強調した。

 大谷の突然の乱調は、相手からどう見えたのか。「さっきも言った通り、大谷には尊敬しかない。見事な選手だが、試合は27個アウトを取るまで終わらない。どんな状況でも変わることがある」と、あきらめなかったからこそ生まれたKO劇だ。先に先制2ランを放ったオルソンとの情報の共有は特になかったというが「すごい盛り上がりだったでしょ」と一変した雰囲気が後押しとなった。

 先発二塁手だったカノの代打として3回に出場し、そのまま守備に就いたところでの一発。「どんな状況にも対処できるのがメジャーリーガー。カノが出られないなら、彼をバックアップできるかは僕らにかかっている」。期待以上の仕事を果たし、胸を張った。

(Full-Count編集部)

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