シーズンを貯金2で折り返したロッテ 井口監督が評価する前半戦、投打の功労者は?

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

井口資仁監督が本音を語る月連載、チームの流れを変えたベテランの存在

 ペナントレースは長かった前半戦が終了。26日(福岡PayPayドーム)、27日(坊っちゃんスタジアム)で開催されるマイナビオールスターゲーム2022をはさみ、29日からいよいよ後半戦を迎える。

 前半戦を振り返ってみると、セ・リーグはヤクルトが首位を独走しているが、パ・リーグは首位から5位までが3.5ゲーム差にひしめく混戦模様となっている。7月に入ってからは球界もコロナ禍に揺れ、1・2軍ともに試合開催が延期・中止となるなど、なかなか先を読むことができない状況だ。

 2005年以来のペナントレース制覇を狙うロッテは開幕こそ出遅れたが、交流戦ではパ・リーグ唯一の勝ち越し。リーグ戦再開以降は17勝11敗と勝ち星を伸ばし、最大借金9、首位とは最大13.5ゲーム差から、前半は46勝44敗1分で貯金2とし、首位に手が届く好位置で締めくくった。

 レギュラーシーズンは残り52試合。「頂点を、つかむ。」をスローガンに戦うロッテの井口資仁監督は、前半の戦いをどう評価するのか。後半スタートとなる29日からのオリックス3連戦にかける意気込みなど、その想いを語ってもらった。

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 前半戦が終了し、いよいよシーズンも折り返しとなりました。折り返しとはいえ、すでにシーズンの半分以上となる91試合を戦い、46勝44敗1分。打線の調子がなかなか上がらない中でも最大9つあった借金を完済し、貯金を2つ作れたのは、投手陣が頑張ってくれているおかげだと思います。

 開幕以降、マリーンズらしいつなぐ野球、1つ先の塁を狙いながら1点をもぎ取る野球が形にならずにいましたが、コンディション不良で出遅れていた荻野(貴司)が5月末に戻ってきてくれてから、ようやくチームが動いてきた感じがします。

打者では高部、投手では東條の活躍を称賛

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