イチローのスペイン語に驚愕「最高に面白いヤツ」 殿堂入り打者が忘れぬ“初対面”

イチロー氏(左)と米野球殿堂入りセレモニーに出席したデビッド・オルティス氏【写真:Getty Images】
イチロー氏(左)と米野球殿堂入りセレモニーに出席したデビッド・オルティス氏【写真:Getty Images】

スペイン語で話しかけられたオルティス氏「『僕だ、イチローだよ』って」

 2022年度の米野球殿堂入りセレモニーが24日(日本時間25日)、ニューヨーク州クーパーズタウンで開催された。今年度はツインズ、レッドソックスで通算2472安打、541本塁打を放ったデビッド・オルティス氏ら7人が新たに選出された。MLB公式サイトではこれを祝して、オルティス氏とイチロー氏のエピソードを紹介している。

 セレモニーに先立ってオルティス氏は今年、殿堂博物館の保管庫を訪れており、その時にイチロー氏との初対面の瞬間を懐古している。MLB公式サイトの過去の名場面を振り返るツイッターアカウント「MLB Vault」が、身振り手振りを交えて楽しそうに話す同氏の様子を公開している。

 2人の出会いはイチロー氏が出塁してきた一塁ベース上。「彼は出塁すると、スペイン語で話しかけてきた」という。驚いたオルティス氏は、話しかけてきた人を探すかのようにぐるぐると回りを確認する仕草をしながら状況を説明。「見渡したんだ。そしたら『僕だよ、僕だ、イチローだよ』って」と名乗り出てきたと明かしている。

 現役時代は寡黙なイメージを持たれがちだったイチロー氏。一方で、多くの選手がユーモアをうかがわせるエピソードも披露している。オルティス氏もシーズン262安打を打った実物のユニホームを眺めながら、「彼は最高に面白いヤツだよ」と感慨深げに当時を振り返っている。

(Full-Count編集部)

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