大谷翔平と「対戦したくないよ」 勝ったのに敵将お手上げ「2点取れて幸運だった」

レンジャーズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
レンジャーズ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

レンジャーズのウッドワード監督「非常にいいことができた」

■レンジャーズ 2ー0 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季6敗目を喫した。自身初の10勝目と104年ぶり2桁勝利&2桁本塁打の偉業はお預けとなったが、内容は6回11奪三振8安打2失点の好投。相手のクリス・ウッドワード監督は試合後「彼とは対戦したくないよ」とお手上げ状態だった。

 4回先頭のロウに先制の右中間ソロを被弾。5回は2死一塁からシーガーにカーブを捉えられて右中間適時二塁打で2点目を献上したが、スライダーを軸に試合を作った。ウッドワード監督も「あのスライダーはウィッフルボールのようだ。みんな空振りしていた」と強調。「左打者へのバックドアスライダーは内角に来るときと違った形の変化をする。同じ球種に対して、2つの違うスイングをしないといけない」と目を見張った。

 試合には勝ったが、やはり二刀流は難攻不落。敵将は「正直言って、今日彼から2点取れて私たちは幸運だったよ。彼は打ち破るのが難しい。だから、今日は非常にいいことができたよ」を胸を撫で下ろした。

 先制弾を放ったロウは「良い球を打てたよ」と満足げ。多投していたスライダーを捉えたことに「彼は最初の打席でそれで私から三振を奪った。だから、狙ってもいいだろうと思った。打てる球が来たから、いただいたんだ」と振り返った。

(Full-Count編集部)

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