大谷翔平、104年ぶり偉業またお預け　日本人初6戦連続2桁Kも…6回2失点も援護なし

日本人最長を更新する6試合連続2桁奪三振、シーズン9度目の2桁Kはメジャー最多

■エンゼルス ー レンジャーズ（日本時間29日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、本拠地・レンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場した。6回8安打2失点で降板し、メジャー5年目で自身初の2桁10勝目は次回以降に持ち越しとなった。

　徹底したスライダー攻めを見せた。初回先頭から3連打で無死満塁のピンチを招いたが、スライダーで3者連続三振。雄叫びを上げてガッツポーズを作った。2回は3人で抑え、3回は1死一塁から天敵ハイムを一ゴロ併殺打に。3回まで無失点に抑えた。

　しかし、4回に捕まった。先頭・ロウにスライダーを狙われて右中間ソロを被弾。先制点を許した。5回は2死一塁からシーガーにカーブを捉えられて右中間適時二塁打を献上。2点目を許した。6回無死三塁でガルシアから空振り三振に仕留めて日本人最長を更新する6試合連続2桁奪三振。タベラスからも三振を奪い、11奪三振まで伸ばした。シーズン9度目の2桁奪三振はメジャー最多だ。

　バットでは初回先頭で一ゴロ。3回1死二塁で二ゴロ、6回先頭は中飛に倒れた。勝てば、両リーグでは1918年ベーブルース（当時レッドソックス）以来104年ぶりとなる2桁勝利＆2桁本塁打の偉業達成だったが、5敗目を喫した22日（同23日）のブレーブス戦に続いて、お預けとなった。

（Full-Count編集部）