DeNA-巨人、31日も中止決定 巨人がコロナ陽性者続出でチーム編成困難のため

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

29日から予定されていたカード3連戦は全て中止となった

 DeNAは30日、横浜スタジアムで開催予定だった31日の巨人戦を中止すると発表した。巨人の新型コロナウイルス陽性判定者拡大に伴い、引き続きチーム編成が困難なことから、一般社団法人日本野球機構(NPB)、巨人と再度検討を重ねて決定に至った。

 同カードは後半戦開幕日の予定だった29日から2試合の中止がすでに決まっていたが、これで3連戦が全て中止となった。巨人は公式ホームページで、本来必要な内野手4人のうち、3人しか確保できない見通しであることなど現状を説明した。

 それによると、23日までの5日間に支配下選手69人中38人が感染。故障による離脱者を除くと、試合に出場できる野手が捕手2人、内野手2人、外野手5人の9人になったことから、28日に勝俣翔貴内野手を支配下登録して支配下登録70人枠を埋め、1軍の公式戦に出場可能な内野手を3人に増やした。

 それでも内野手が1人不足している状態で、29、30日のDeNA戦は中止。31日の試合挙行を目指して、27~29日に順次隔離期間を終えた計11人の内野手について、1人でもベンチ入りさせることができないか復帰当日からコンディション回復に向けたトレーニングを続けてきた。しかし全員、1週間~10日の自宅隔離期間中、全力疾走や全力投球をする機会が全くなく、上半身及び下半身の筋力が公式戦に出場できる水準に戻るにはまだ数日かかり、このまま31日の試合に出場させた場合、大きな故障につながりかねないことから、3人とも31日にベンチ入りさせることは不可能と判断したという。

 巨人は球宴前最後のカードだった22日からの中日3連戦(バンテリンドーム)も中止となっており、これで6試合連続中止。1軍の公式戦は20日を最後に遠ざかっている。

(Full-Count編集部)

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