大谷翔平の争奪戦、レッドソックスは蚊帳の外? 地元メディアは失望「見つめるだけ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

NBCスポーツ・ボストン「2人ともどこかほかの球団へ行くだろう」

 8月2日(日本時間3日)のトレード期限が迫る中、エンゼルス・大谷翔平投手の去就が注目を集めている。レッドソックスの地元メディア「NBCスポーツ・ボストン」は「レッドソックスは、ソトとオオタニの獲得に乗り出さないことを我々は知っている。そして、それは悲しいことだ」との見出しで現状を報じた。

 こちらも注目を集めているナショナルズのソトは、4億4000万ドルの契約延長オファーを拒否したと伝えられている。「その次には、この秋にサイ・ヤング賞を獲得する可能性も十分ある、昨年のMVPで二刀流のショウヘイ・オオタニ(のトレード)について、エンゼルスが話を聞いていることが明らかになった」とした。

「ひと昔前なら、レッドソックスは全ての(トレードの)噂の中心にいただろう」と同メディア。しかし「2人とも、(レッドソックスではない)どこか他の球団に行くだろう。レッドソックスがほとんど関与することなく」と述べ、これに対して「ソト、オオタニ、どちらの選手もレッドソックスを野球界の中心的存在に戻すために十分なスターパワーを提供してくれるだろう。だからこそ、我々を非常に落胆させるものだ」と失望しているようだ。

 過去の絶頂期のレッドソックスが非常に魅力的だったのは、面白いことにいつも関わっていたから。必ずしも希望する選手を獲得できたわけはないが、「アレックス・ロドリゲス、カート・シリング、ホセ・コントレラス、マーク・テイシェイラ、マット・ホリデイ、カール・クロフォード……思いつくスターにはすべて、レッドソックスは関わってきた」と振り返る。

 しかし現在は、中規模のマーケットチームであるパドレスやレンジャーズがソトの獲得に乗り出すことをただ見ていなければならない。「ソトとオオタニがマーケットに出ても、今の我々にできることは、不機嫌に窓の外を見つめるだけ。どこか離れた場所で、雷が鳴り響いていることを、悲しく知りながら」と争奪戦をただ見ているだけの現状を嘆いていた。

(Full-Count編集部)

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